スケジュールの組み方が重要!

外資系の入社は時期がバラバラ

国内企業でも必要なときに人材を獲得するという形で随時求人を出して募集をしていることはよくありますが、一般的な傾向としては4月入社での募集をしています。特に若い人を雇って育てようと考えている場合には4月入社の方が新卒の入社と同時にできるので教育研修をまとめて行えるメリットがあるのは明らかでしょう。予算的な兼ね合いもあって4月からの予算で人材を雇うという方針を年度内に立てることも珍しくありません。大企業になるほどこのような傾向が強く、即時で戦力が欲しいケースや人手不足で悩んでいるケースなどを除くと4月に合わせようという傾向があります。

しかし、外資系企業では入社の時期はバラバラなので注意しましょう。企業によって随時募集をしているところもあれば、4月入社、10月入社、月初入社といった形を想定しているところもあるのです。特に覚えておく必要があるのが日本企業と違って10月が年度の始まりのところが多く、10月入社を想定したスケジュールでの採用が行われることが多い点です。企業ごとに傾向は違うので気をつけなければなりませんが、基本的には10月に入社できるようにすることを目指して転職活動のスケジュールを整えるようにしましょう。

選考スケジュールも注意

外資系企業への転職を目指すときにはスケジュールについてもう一つ気をつけておくべき点があります。選考スケジュールについても日本企業とは少し違いがあるので、面接のスケジュールを組むときには念頭に置いておくようにしましょう。日本でも海外でも在職中に転職活動を進めて先に内定をもらってから退職するケースはあります。ただ、日本企業の場合には仕事の都合で一般的な就業時間内に面接に行けないから調整して欲しいという要望に応えてくれることが多いのに対し、外資系企業ではあまり受け付けてもらえません。残業や休日出勤はせず、ワークライフバランスを重視するのが原則になっているからです。 また、面接の時間調整があまりできない場合もあります。日本のオフィスだけでなく海外のオフィスにいる人も電話会議などで参加して面接に立ち会うケースがあるからです。アメリカやヨーロッパのように時差が大きい国のオフィスにいる人が面接に参加する場合には、双方が就業時間になっているときに面接日程が決められるのが一般的です。ただ、時差や面接官の都合で夕方、就業時間後に面接に来るように求められることもないわけではないということも覚えておきましょう。

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